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■汗について
汗は全身にある汗腺で作られ、皮膚の表面に送り出されます。汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があり、それぞれ発汗の仕組みや性質が異なります。エクリン腺は、ほぼ全身の皮膚に存在し、暑い時や熱がある時、運動をしている時など、主に体温調節のシーンで活躍します。汗腺の開き方が急激で、汗の粒子が細かいため、いわゆる「サラサラとした水っぽい汗」です。一方で、アポクリン腺は、脇の下や下腹部など限られた部位に存在し、汗腺がじわじわと開き、ダラダラと流れることが多く、アポクリン腺からでる汗は脂質やタンパク質などの成分を含み、白く濁っています。いわゆる「ベタベタした油っぽい汗」です。
汗をかく要因としては、「体温調節」「精神的緊張」「味覚刺激」の3つがあり、発汗する汗腺にも違いがあります。
・体温調節:暑い時や熱がある時、運動をした時など。エクリン腺から発汗。
・精神的緊張:ストレスや興奮、緊張をした時など。エクリン腺、アポクリン線から発汗。冷や汗。うそ発見器にも用いられる。
・味覚刺激:辛い物、刺激物を食べた時など。エクリン腺から発汗。額や頭皮、顔面に汗をかくのが特徴。
このうち、熱中症と係わりが大きいのが「体温調整」です。人は汗を出すことで体温を調節しますが、体が暑さに慣れていない時期、体調が悪い時など、体温調節機能が弱っている時は、うまく機能せず、熱中症のリスクが高まります。
■遺伝子解析項目「汗のかきやすさ(SNP:rs10192375)」とは?
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■調査結果
今回の調査では、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出し、数値化しました。
上記の解析結果より、『汗をかきやすい遺伝子タイプ』の人の割合が相対的に高い都道府県は、1位 秋田県、2位 沖縄県、3位 山形県、4位 島根県、5位 福井県、6位 岐阜県、7位 熊本県、8位 山口県、9位 鳥取県、10位 愛知県となり、1位の秋田県(24.83%)と47位の香川県(15.07%)では、約10%の差がありました。全都道府県ランキングは次の通りです。
■ 日本人の約2割が汗っかきで、世界の地域別では気温が高い地域の方が汗っかきの傾向に
今回の調査で遺伝子解析項目「汗のかきやすさ(SNP:rs10192375)」に対して、日本人における遺伝子型の割合は、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」が20.6%、「一般的なタイプ(遺伝子型:AG)」が49.4%、「汗をかきにくいタイプ(遺伝子型:AA)」が30.0%でした。
また、世界の地域別(人種別)では、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する割合が高い順に、アフリカ集団(29.9%)、ヨーロッパ集団(22.6%)、ラテンアメリカ集団(20.4%)、アジア集団(18.7%)となりました。気温が高い地域のアフリカ集団は、日本人を含むアジア集団と比べると10%以上の差があり、汗をかきやすい遺伝子タイプが多いということが分かりました。
ご自身が汗をかきやすい遺伝子タイプかどうか気になる方は、遺伝子解析サービスを試してみてはいかがでしょうか。これから暑い季節がやってきますので、汗をかきやすい人は特に積極的な水分補給を心がけてください。
■調査概要
調査方法:ゲノムデータの解析をもとに調査
調査対象:「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」、「ジーンクエストALL」の利用者
対象者数:ゲノムデータ:57,449人
調査時期:2024年5月
調査項目:ゲノムデータ「汗のかきやすさ(SNP:rs10192375)」を調査し、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を都道府県ごとに算出
2024年6月6日 15時00分
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引用元: ・【調査】汗っかき遺伝子が多い都道府県「1位 秋田県、2位 沖縄県、3位 山形県」 世界ではアフリカ、欧米、アジアの順に多い結果に [樽悶★]
日本人とは次元の違うワキガの人たちが居る
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