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発覚した認証不正は主に6種に分類される。「クラウン」や「アイシス」では、エアバッグがタイマーで作動するよう不正に加工していた。また「シエンタ」では、規定と異なる重量で衝突試験を実施していた。レクサス「RX」では、エンジン出力試験において、狙った出力が得られるようにデータを改ざんしていたという。
不正が起きる要因について、豊田会長は「短い納期で何度もやり直しをする。最後の方で大きな負担がかかってしまったのではないか。長いリードタイムで多くの人がかかわり、1つの理由ではない」と説明した。
トヨタの生産台数は世界で年1000万台を超える。豊田会長は「1000万台の神がいると感じる」と話し、世界で様々な顧客層に車を提供している中で品質を担保する難しさがあると説明した。
トヨタのカスタマーファースト推進本部長の宮本眞志氏は「規模を理由にはできないが、プロセスは複雑怪奇になっている。課題はあると認識している」と述べた。
こうした不正が起きる構造について豊田会長は「どうして滞留が発生しているのか、今の段階では各工程ですべき作業などを標準化し、整理した段階だ。年末くらいまでかかる」と話した。認証プロセスにおいて異常を感知できる仕組みの構築を進めており、12月までに開発する。
また、認証で不正が起こる理由について、豊田会長は認証に至るまでの手続きの長さや全工程を把握する担当者がいないことを挙げた。「(トヨタは)完璧な会社ではない。間違いも起こる。問題が起こったらとにかく事実を確認して直す。それを繰り返すことが必要だ」との認識を示した。
トヨタ豊田章男会長「認証の根底揺るがす行為」 不正巡り
2024年6月3日 16:18
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC035AY0T00C24A6000000/
引用元: ・トヨタ「全行程を把握する担当者がいない。工程は複雑怪奇。原因は1つでは無い」チェックアウトへ [454228327]
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