同性婚を認める法案を採決したギリシャ議会の前に集まった人たち(15日)
2024年2月16日
ギリシャは15日、キリスト教正教会の信者が多数を占める国として初めて、同性婚を合法化した。
この日の議会で、同性婚を認める法案が賛成176、反対76で可決された。同性カップルの養子縁組も、法的に認められることになった。
キリアコス・ミツタキス首相は成立した新法について、「深刻な不平等を大胆に撤廃する」ものだと述べた。
この法案は国内を二分し、影響力の大きい正教会の主導で激しい抵抗運動が起きた。首都アテネのシンタグマ広場では、教会の主張を支持する人たちが法案に抗議する集会を開き、横断幕を掲げたり十字架を手に持ったりした。祈りをささげ、聖書の一節を口ずさむ人もいた。
ギリシャ正教会トップのイエロニモス大主教は、同性婚の合法化は「祖国の社会的結束を腐らせる」ものだと批判した。
議会前で抗議集会を開いた人たち
画像提供, Getty Images
画像説明, 法案に反対する人々は、議会前で抗議集会を開いた
法案の可決には、議員300人の単純多数による支持が必要だった。
ミツタキス氏は法案を支持したが、議会で過半数を確保するためには野党の支持が不可欠だった。同氏が率いる中道右派の与党から、数十人が反対に回っていた。
ミツタキス氏は採決前の討論で、「見えない存在だった人々がようやく、私たちの周りで見えるようになる。そうした人々によって、多くの子どもたちがやっと、ふさわしい居場所を見つけられるようになる」と主張。
「この改革は、多くの人の生活から何も奪わずに、この国の仲間たちの生活をよりよくする」と訴えた。
引用元: ・ギリシャ、同性婚を合法化 正教会の国で初 [487816701]
「歴史的瞬間」とLGBTQ団体
ギリシャのLGBTQ(性的少数者)団体は、今回の可決を歓迎している。
同性の親たちのグループ「レインボー・ファミリーズ」のステラ・ベリア代表は、「歴史的な瞬間だ」、「歓喜の日だ」とロイター通信に話した。
欧州連合(EU)では、加盟27カ国のうち15カ国がすでに同性婚を合法化している。全世界では35カ国が同性婚を認めている。
ギリシャはこれまで、主にキリスト教会からの反対によって、ヨーロッパ諸国に遅れをとっていた。
南東ヨーロッパの国で同性婚を認めたのは、ギリシャが初めて。
(英語記事 Greece legalises same-sex marriage)
少数派を叩き潰していままで歴史を作ってきたのに
プラトンが書いてんのに。
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