HBCニュース北海道5/31(金) 21:31配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/97aac8d54121e2c9d5873aa99ab9bd5a4bf76ecd
人手不足に悩む地域で、産業を支える外国人労働者。「言葉の壁」が立ちはだかっています。
日本有数の馬産地、北海道日高地方の浦河町です。
この「サラブレッドの町」で、いま、ある国の出身者が増えていると言います。
役場を覗いてみると、案内看板には見慣れない文字が…。一体どこの国の言葉なのでしょうか?
「インドのラジャスタン州から来ました」
「インドのビハールから来ています」
「インドの人は?」と問いかけると…牧場のスタッフが何人か手を挙げました。
彼らは、サラブレッドを育成する牧場のスタッフです。なぜ浦河町の牧場にインド人が増えているのでしょうか。
浦河町のスーパーを覗くと、そこには、大量に牛乳を買い込むインド人の姿が…。
(この牛乳はどうしますか?)
インド人
「チャイを作ります」
(いつもこんなに買いますか?)
インド人
「いつもこれくらい買います」
インドでは宗教上の理由などから、肉を食べない人が多く、貴重な栄養源として、牛乳や乳製品が多く売れているといいます。
コープさっぽろ パセオ堺町店 中村拓郎店長
「発注量もそれなりに増やしておりますので、従来住んでいる日本人の方々プラス、来ていただいているインド人の方々の需要が、大きいと捉えています」
どうして、いま浦河町にインド人が増えているのでしょうか。
辻牧場 辻芳明さん
「どんどん日高管内から人材がいなくなって、間違いなく人材がいなくなってきて、ほんとに人手不足だった。それで、なかなか日本の方が思うように(浦河町へ)来てくれない」
背景にあるのは、牧場で働く騎乗員や厩務員の人手不足です。
かつてイギリスの植民地だったインドでは競馬が盛んで、馬の飼育や調教に高い技術を持った人材が多く、浦河町の牧場では、働き手として、インド人を受け入れているのです。
インド人スタッフ ジャグマルさん
「馬の仕事でお金を稼ぐ。給料が全然違う」
インド人スタッフ イザールさん
「お金を稼ぎにきています。少しは自分のために使いますけど、ほとんどはインドにいる家族のために使います」
インド人にとっては、母国で働くよりも給料が高く、人手不足の浦河町と、より条件の良い馬産地で働きたいインド人の要望が、マッチした形です。
10年前には1人もいなかった町内のインド人の数は、現在では300人を超えました。
通訳のほかにも、行政の手続きなど生活全般をサポートする稲岡さん。インド人と浦河町民の心の距離を縮めることが必要だと考えます。
浦河町・地域おこし協力隊 稲岡千春さん
「(インドの人には)本当の町民になってもらう。外国人ですからね、今はあくまでも。でも、一緒に働く町民とか、日本人の方も意識を変えていただいて、(インドの人に)話しかけていただいて、そうしていくことによって、たぶん日本語も上手になっていくと思いますし、お互い、よい関係になっていけたらと思います」
現在、母国インドから“家族滞在ビザ”で、家族を呼び寄せているインド人の世帯が20世帯ほどありますが、配偶者や子どもたちは、やはり日本に来て“言葉の壁”には苦労しているようです。
そこで浦河町は、そうしたインド人に、さまざまサポートを行っています。
※以下略。続きはソースにてお読みください。
引用元: ・【北海道】サラブレッドの町にインド人が300人以上 いったいなぜ?馬産地支える、“救世主”たち 馬の飼育などが得意な人材が豊富 [モフモフちゃん★]
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