世界の死刑執行、昨年は過去8年で最多 イランで急増=アムネスティ報告2023年に世界で記録された死刑の執行件数が、過去8年で最多となったことが、人権擁護団体「アムネスティ・インターナショナル」の調査で明らかになった。複数の中東国で執行が急増したという。
同団体が毎年発表している報告書によると、昨年は16カ国で1153人が処刑された。これは、2022年から30%の増加だ。
一方、世界の死刑執行件数は増加しているが、死刑を執行した国はこれまでで最も少なかった。2022年に死刑を執行していたベラルーシ、日本、ミャンマー、南スーダンでは、昨年は執行がなかった。
アムネスティのアニエス・カラマール事務局長は、「死刑執行件数の大幅な増加は、主にイランによるものだ」と指摘。
「イラン当局は、人命を完全に軽視し、薬物関連犯罪の死刑執行を強化した。これにより、イランで最も社会から疎外され、貧困にあえぐコミュニティーに対する死刑制度の差別的影響が、さらに浮き彫りになった」と述べた。
対照的に、パキスタンは昨年、薬物犯罪に対する死刑を廃止し、マレーシアでは強制死刑が廃止された。
引用元: ・昨年の死刑執行数 世界でたったの1153人 [421685208]
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