「だめ」「だめ」と言われ、八方ふさがり
美術史を学んでいた50代の女性は15年前、博士課程在籍中に指導放置の被害を受けた。
研究相談や進捗(しんちょく)報告をするため、指導教員の教授に面談を申し出ても「時間がない」「今日はだめ」などと言われた。
作品調査に行きたくても、「行きたいだけではだめ」と許可がもらえなかった。
自分で調査に行きたい理由を深め、加えても「だめ」の一点張り。 どう研究を進めればよいのかわからず、八方ふさがりだった。
それでも女性は、どうしても博士号を取得し、研究者のスタートラインに立ちたいと必死だった。
調査に行けない分、文献を調べ、他大の教員にアドバイスをもらいながら、なんとか博士論文を書き始めた。
在学延長や休学の制度を使い、博士課程には6年在籍した。
「当時は意地になっており、『博士論文を書くのは、こんなにも大変なのか』と思っていた」
ただ、自己流で作った研究計画書や、博士論文の章立てを見せても、「だめ」としか言われず、なぜだめなのか、どこを直せば
いいのか、わからなかった。分野の専門性から、指導教員の変更も難しかった。
心が折れかけた女性は両親に…(以下略)
有料記事/朝日新聞デジタル 5月24日 10:00
https://www.asahi.com/articles/ASS5K1VNNS5KULBH00KM.html
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引用元: ・【教授から指導放置】「もう、いいや」心が折れた 送られてきた退学届[R6/5/24]
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