ダイコンもバッサリ切断、侮れないパワーウインドーの「力」 子供の行動に細心の注意を
2024/5/22 16:42 産経新聞
東京都練馬区で21日、乗用車に同乗していた2歳児がパワーウインドーに首を挟まれて死亡する事故が発生した。
同様の事故はこれまでも相次いで起きており、日本自動車連盟(JAF)が行った実験では、車種によってはダイコンやゴボウなどが簡単に切断されてしまうことが判明。
JAFは「(パワーウインドーの)開閉時は目視し、子供に声かけを」と呼びかけている。
埼玉県川口市では平成10年6月、乗用車に同乗していた女児(当時1歳)が首を挟まれ、死亡した。
また、島根県五箇村(現・隠岐の島町)でも13年5月、自宅の駐車場に止めていた乗用車の中で、首が挟まれた状態の女児(当時2歳)が見つかり、その後死亡が確認された。
JAFは平成29年、軽乗用車、セダン、ミニバンのそれぞれの車種を用いて、パワーウインドーが閉まる際の力などを計測する実験を実施。全てのパワーウインドーに挟み込み防止機能が付いていたのはセダンのみで、閉まる力は車種によって大きな差が出た。また、ダイコンやゴボウを使って閉まる力の強さを調べたところ、軽乗用車とミニバンは簡単に切れたという。
さらに、子供(8歳)と女性(30代)、男性(50代)を対象に、閉まりかけたパワーウインドーを手で止められるか実験したところ、子供は両手でも止めることはできず、女性は片手では止められなかった。男性は片手で止められたが止めるので精いっぱいで、下げることはできなかったという。
JAFは「事故を防ぐにはチャイルドシートに子供を正しく座らせ、しっかりハーネスを使用すること」とした上で、「運転席以外の窓の開閉ができないようにするために、ロックスイッチをオンにするなどの対応が必要」と指摘している。
https://www.sankei.com/article/20240522-QCQ6SLRHAVGGTNUZZ7YDXRYIWM/
引用元: ・JAF「パワーウインドウはダイコンも切断します」←ハードル低くね? [896590257]
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