SNSで仲間を募って資金を集め、「推し」の誕生日やデビュー記念日などに合わせてポスターや映像を出し、活動を後押しする取り組みだ。
駅構内に専用スペースができるなど「推し活」の新たな形として注目され、市場も拡大している。
(横浜支局 村松魁成)
横浜市西区のみなとみらい駅構内。今月4日、11人組ダンス・ボーカルグループ「JO1」のメンバー川西拓実さんの映画出演を祝うポスターの前で、ファンが熱心に写真を撮っていた。
「広告主」は会社員女性4人で秋田、東京、千葉、福岡と住所は違うがSNSでつながった。
ロケ地となった、みなとみらいから川西さんを応援しようと3か月前にポスター製作を計画。パソコンでデザインして印刷会社に発注し、広告会社を通じて駅に貼り出された。費用は15万円。
東京都品川区の女性(28)は「反響が多く感無量。一緒に応援する仲間が増えるきっかけにもなれば」と声を弾ませた。
応援広告は「センイル広告」とも呼ばれる韓国発祥の文化だ。センイルは誕生日の意味で、視聴者が投票参加できる韓国の人気オーディション番組の日本版が放映されたことをきっかけに、国内でも2019年頃から見られるようになった。
鉄道各社の駅広告などを手がける「ジェイアール東日本企画」(東京)は22年1月、応援広告に特化したサービスを始め、芸能事務所への画像使用の申請などを代行する。
スマートフォンで広告枠を購入できる手軽さも受け、依頼を受けた広告主は昨年度1000団体を超え、前年度の3倍近くに増えた。
広告は駅や街頭のポスター、デジタルサイネージ(電子看板)のほか、映画館のスクリーンでも可能。
車体ラッピングや車内広告をジャックした「推し電車」を走らせることもできる。
都内の主要駅では、ポスター1枚の費用が約10万円(1週間)で、ターミナル駅の目立つ場所は数十万円の枠でも争奪戦になるという。
同社の調査では、応援広告は若者を中心に関心が高く、市場規模は約380億円に成長する可能性があるとしている。昨年1年間の国内の屋外広告・交通広告費の約10%にあたるという。
同社プロジェクトリーダーの河原千紘さん(41)は「広告は企業が出すイメージだったが、個人でも出せる環境が整った。スポーツなど他のジャンルにも広げたい」と語る。
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[読売新聞]
2024/5/22(水) 12:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/b06ec28a43a9253a9b52bf1b686d4f80286031a9
引用元: ・ファンが駅にアイドルの「応援広告」、新たな「推し活」のカタチ…「推し電車」を走らせることも [煮卵★]
実際、走ってんだろ?
アイドルって呼ぶな
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