引用元: ・運転手さん止まってくれてありがとう。横断歩道停止率1位の長野で死亡事故急増。車カス優位教員のせい [866556825]
■横断歩道に立ってみると…
JAFは調査場所を公表していないが、条件は示している。センターラインのある片側1車線の道路▽5メートル以内に十字路、丁字路がない▽交通量1分間に3~8台目安▽制限速度時速40~60キロ程度-などだ。条件に近い横断歩道を長野市内で見つけ、4月中旬の曇りの日、午後3時ごろ、実際に渡ってみた。
乗用車が数十メートルに近づいたところで横断歩道に歩み寄り、道路の左右をうかがうと、1台目の車がさっそく止まった。右からだけでなく、左からの車も。意図が伝わった感動で、運転手にお辞儀して渡ってしまった。
偶然かもしれないと思い、この車が見えなくなるのを待ってから、同様に10回程度繰り返した。止まらなかった車が3台あったが、その後続車はすべて一時停止。全国11都府県に住んだが、これほど止まってくれる経験は初めてだ。
県警の元交通巡視員で市から委嘱された交通安全教育講師の北原さつきさんと樋口ひろみさんが腹話術人形を使って指導した。
「横断歩道は右手を高く挙げて。運転手さんからよく見えるようにね。止まってくれたら何て言うの?」
児童たちから「ありがとうございました」の声が返ってくる。
「ちゃんとお礼を言って渡り始めます。運転手さんは『止まってよかったな。次も止まろう』という気持ちになります」と伝えた。
続けて「でも、横断歩道さえ渡っていれば絶対大丈夫とは思わないで。あの車止まってくれるだろうなとは思わないで。止まるのを待ってから渡ります」と念を押した。
安全教室後、北原さんは「運転手に感謝の気持ちを伝えると、運転手も気持ちいい。50年以上前、私もそう教えられました。子供のとき止まってくれた経験が、自分でハンドルを握るようになったとき、止まろうという意識になるのではないでしょうか」と話してくれた。
JAF長野支部で一般企業などの安全運転管理者講習を担当するJAF認定セーフティーアドバイザーの塚越直誠さんは「横断歩道の手前30メートルと50メートルにはダイヤマークの路面標示があります。ドライバーにはこれに早く気づいて、歩行者を思いやる運転をしてほしいと伝えています」と話す。
■「日本一」ゆえのジレンマ
県警のまとめによると、令和5年中、道路横断中の歩行者と車の事故は363件。このうち228件、率にして62・8%が横断歩道上だった。「停止率日本一」が浸透し、横断歩道を通行する人が増えているためとみられるが、数だけみれば、横断歩道外よりも横断歩道上の事故の方が多いというジレンマを抱えていた。
県警は今年、横断歩道ルール・マナーアッププロジェクトを開始した。昨年まで月単位の「運動」だったものを通年の取り組みに格上げしたのだ。目標は「横断歩道停止率10年連続1位」と「横断歩道の交通事故死者ゼロ」。
県警交通安全企画課交通安全対策室の市川正樹室長は「安全と思って歩いてくれる横断歩道で死亡事故があってはならない。車には『止まる』ルールを守ってもらい、しかし歩行者は『止まるとは思わない』で」という。運転手にも歩行者にも求めているのは「お互いにしっかり目を合わせ、安全を確認しあうアイコンタクト」だ。
県警は3月、プロジェクトの取り組みを紹介する動画を作成し動画投稿サイト「ユーチューブ」などを通じて公開。吉本興業所属の長野県住みます芸人「こてつ」の北村智さんと河合武俊さんが、止まってくれた経験を止まる側になって実践する「いい循環」に共感し、横断歩道の交通ルール・マナーアップの実践を呼び掛ける内容。
市川室長は「GWを過ぎると慣れや油断から一時停止しない車も増えてくる。いま一度初心に戻って、事故に『遭わない』『起こさない』行動をとってほしい」と話している。
旅行行ったときほぼ毎回止まってくれた
とかアホかと
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