万博子ども招待「本音は、家族で行くようにしてほしい」…
団体バス確保難、地下鉄に集中し混乱の恐れ
引用元: ・バスが足りないから子供は大阪万博に電車で来て! 学校「大変だ!電車に乗る練習をしないと」 [725951203]
2025年大阪・関西万博に小中高生らを無料招待する近畿6府県の事業を巡り、
会場への交通アクセスに関係者が懸念を示している。学校行事での来場を想定するが、
大阪府では貸し切りバスの確保が難しく、大半が公共交通機関の利用になる。地下鉄
とシャトルバスに限られるルートは混雑が予想され、教員らは対応に頭を悩ませてい
る。(佐々木伶) 大阪府の招待事業は、府内の4歳から高校生まで計約102万人が対象。世界の文
化や未来の技術に触れてもらう狙いで、約20億円の支出を見込む。
府と日本国際博覧会協会などは4月下旬、鉄道やバスの事業者を交え、子どもたち
を会場となる夢洲に円滑に輸送するための検討会を初めて開いた。半年の会期(4月
13日~10月13日)で約2820万人の来場を見込むが、公共交通の手段は地下
鉄か、JR桜島駅や大阪駅など主要駅発のシャトルバスに限られ、特に直接乗り入れ
できる大阪メトロ中央線の利用集中が懸念されるためだ。
検討会では、期間中に確保できる団体バスは延べ約3000台との見通しが示され
た。1台に45人乗れるとして、賄えるのは約13万人。小中高生と引率教員計95
万人のうち9割近い約82万人は公共交通機関に頼ることになる。路線バスの廃止が
相次ぐなど深刻な運転手不足に加え、インバウンド需要への対応もあり、バスの台数
を大幅に増やすのは難しいとみられる。
理論上余裕あり
会期前半がすいているとの予測から、無料招待は4~7月の平日を想定。中央線は
この期間の平日午前9~11時台の予想乗客数に対し、最大輸送力は4万人の余裕が
あるという。大阪府が招待する子どもらは1日平均1万4000人を見込み、協会は
理論上、移動は可能とみる。
だが、中央線は最短2分半間隔の過密ダイヤを組む計画で、乗り降りに時間がかか
ると、ダイヤが乱れて大きな影響が出かねない。学校現場からも、混雑する駅構内で
子どもたちを短時間で乗り降りさせることに不安の声が上がる。
京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山5府県も児童生徒を無料招待する方針で、今後、
移動手段を検討する。【以下略】
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