「バックバンドはなく、カラオケのようでした。その後、レミオロメンのボーカル&ギターの藤巻亮太さん(44)、レミオロメンやMr.Childrenを手掛けた音楽プロデューサーの小林武史さん(64)、チェロの方が出てきて3人のステージ。アンコールではレミオロメンの『3月9日』を歌い、荻野目さんも加わって沖縄の唄『花』を合唱していました。スピーカーはステージの両脇にしかないらしく、ステージ近く、真正面にいかないと迫力が伝わらない状況に見えました」(観客)
フィナーレは300機のドローンによるパフォーマンスだった。FRIDAYが入手した資料によると、この春フェスの制作・運営などの業務は1336万5000円で小林氏が代表を務めるエンバイロビレッジ社(以下、エン社)に業務委託されており、15分のドローンパフォーマンスには900万円の予算が組まれていた――。
「一部の芸能関係者だけに多額の税金を拠出するのは問題だと考えます」
この春フェスから遡ること約1ヵ月、予算委員会で質問に立った佐倉市選出の千葉県議会議員、川口絵未氏が、県誕生150周年記念事業に対する公金の使い方を公然と批判。「県議会は騒然とした」とベテラン県議が証言する。
「記念事業の総合プロデューサーを小林氏が務めることはわかっていましたが、経緯までは把握していなかった。川口県議の質問によって、2年弱の長期契約であること、総額で3億円もの公金が投入されることを初めて知り、思わず『ええっ!』と声が出ました。予算委員会はザワつき、終了するや、皆ほうぼうに連絡を入れていましたよ」
川口県議による追及を要約すると、以下のようになる(関係者への取材をもとに編集部で一部を加筆。金額は予算総額)。
●記念事業の総合プロデューサーとして、小林氏が代表理事を務める一般社団法人APバンクと県は2年弱、4400万円で契約を締結。
●記念事業のうち、市町村が提案する「百年後芸術祭」の一部、ライブアートパフォーマンスなどの企画、実施をエン社に総額約2億6400万円で委託(同社と契約しているのは内房総アートフェス実行委員会と各市町村)。
●記念事業を行うにあたり、各市町村が県に提出した計画書はエクセルで作った簡単なもの。県は報告書に領収書のコピーの貼付も求めず、一市あたり最大3000万円もの補助金を支出(総事業費に対し、1億7400万円を補助予定)。
●エン社の設立は’23年6月13日(登記上は6月8日)で県150周年(同年6月15日)の直前。一度も決算書を出していない実績のない会社。
●「百年後芸術祭」のHPの制作を県は495万5500円でエン社と随意契約。
●小林氏を選定した理由の一つが、第1回記念事業官民連携会議における一委員の「千葉にゆかりがある」との発言。
「一過性のイベントに、2年弱もの長期契約が必要なのか。小林氏登用のキッカケは’22年10月25日にオークラ千葉ホテルで開催された官民連携会議での一委員の推薦だといいますが、担当の県文化振興課は、委員の名前を絶対に明かしません。この委員は小林氏がプロデュースしている農と食とアートが融合した農場『クルックフィールズ』を絶賛して″千葉にゆかりがある″と推していますが、議事録を読む限り、他に賛同する声はありませんでした。補助金の申請もいい加減。エクセルで作った表に『会場設営費●●万円』、『出演料●●万円』と数字が書いてあるだけ。それなのに、県は領収書も見ずに巨額の補助金を出すわけです」(別の県議)
続きはソースをご覧ください
https://friday.kodansha.co.jp/article/372561
引用元: ・【音楽】「ズサンすぎる」…千葉県が大物音楽プロデューサー 小林武史氏に「公金3億円投入」していた! [Ailuropoda melanoleuca★]
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