東京都昭島市の市街地。大小の工場や商業施設、マンションが建ち並ぶ一角で、騒動の発端となった工場は周囲にパンの香ばしい匂いを漂わせ、今も稼働していた──。
ネズミ混入という事態はなぜ起きたのか。問題の起きた「パスコ東京多摩工場」を訪れたのが冒頭の場面だ。
夕方、退勤した従業員に話を聞くと、「異物混入が起きた製造ライン以外は動いている」と明かした。
前出・垣田氏はこう懸念する。
「経年劣化などで工場の設備内に隙間や穴ができてネズミが侵入した可能性があるなか、原因究明中に別のラインを動かす判断には疑問が残ります」
現地を取材すると、工場の裏手にはゴミ置き場があり、産廃コンテナからはみ出すほどゴミ袋が積まれている様子が柵越しに見えた。
こうしたゴミの山がネズミ混入を招いたのではないか──同社に問うと、「鉄くず類のような無機物は屋外コンテナに保管、食物性残渣や原料の入っていた袋などの可燃物については扉付きの建物にて保管しています。今回の混入との因果関係は低いと考えております」(総務部広報室)という。
工場内はクリーンルーム並みの清浄環境が保たれ、ゴミも適切に管理されているという。では、混入の原因はいったい何なのか。工場の近くに住む住民はこんな話をした。
「工場から大通りを隔てた場所にあった大きなゴルフ場が昨秋閉鎖され、物流センターができるとかで4月に工事が始まりました。それで野生動物が動いてネズミが逃げてきたのかね、なんて近所では話しているんです」
外部から侵入したネズミが『超熟』の製造工程に入り込む余地はあるのだろうか。前出の別の工場の担当者が言う。
「多摩工場もクリーンな環境が保たれていたはずだから正直なところはわからない。ただ、『超熟』は仕込みから焼き上げるまでの生地の管理が大変で、機械では確認できない生地の変化を人の目で確かめます。通常のパン製造より工程や手間が多いから、注意を払っていてもそのどこかの工程で混入してしまうことはあるのかもしれない……」
敷島製パンは混入の原因をどう考えているのか。
改めて問うと、「混入経路は業者によって現在調査中ではありますが、直近1年間のモニタリング結果において、小動物の内部発生(繁殖)が確認できなかったことから、外部侵入の可能性が高いと考えております」(総務部広報室)と回答。
同工場の『超熟』以外のライン稼働については、「本件は突発的な事案であり、施設全体での発生リスクは低いと判断しております。なお、当該工場内の全ラインについても調査し問題が生じた形跡がないことを確認済みです」(同前)とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2abd734f3207f24020c7d7721cd6b8f74addb1a3
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【敷島製パン】「超塾」混入の異物はネズミ 対象商品はクオカードで弁償
https://talk.jp/boards/newsplus/1715152451
引用元: ・【Pasco超熟】ネズミ混入の「パスコ東京多摩工場」は稼働中 「本件は突発的な事案であり、施設全体での発生リスクは低い」
不衛生極まりないだろ
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