映画史に残る名作SF『猿の惑星』シリーズの完全新作となる本作は、今から300年後、猿が支配する世界を舞台に、「猿&人間VS猿」の新たなる衝突を描き出す。ウェス監督は、大ヒットシリーズ『メイズ・ランナー』のメガホンを取ったことで知られ、任天堂の大人気ゲーム「ゼルダの伝説」のハリウッド映画版も手がける予定の注目株だ。
ウェス監督は「ハロー。コンニチハ」と笑顔であいさつ。「僕は1980年生まれですが、1968年の『猿の惑星』はよくテレビ放送されていたこともあって本当に大好きで、近年の三部作も素晴らしくて感動しました。その中で、自分が本作の手綱を取ることになり、過去の作品にリスペクトを払いつつも前進し、新しいキャラクター、新しい物語、新しいアドベンチャーにしようと思いました」と作品に対する思いを語ると、「前作の時代から距離を取ることで、新しいファンはもちろん、初めての方も主人公の瞳を通して『猿の惑星』を再発見できると思います」とアピールした。
また、「編集には1年半もかけました。撮影では役者にパフォーマンスキャプチャーのスーツを着て演じてもらいました。目や鼻の些細な動きなども捉えることで、信用できるキャラクターが生まれ、その芝居に引き込まれ、感情が揺さぶられるのだと思います。それが“WETAマジック”です。観客は猿に自分や人間性を見出すんじゃないかな」と期待を込めたウェス監督。「真実とスペクタクルの映画です。普遍的な物語なので、国境を越えて皆さんに響くと思います」と呼びかけ、大事なところは日本語で「ノー“ネタバレ”でお願いします」と注意を促し、会場の笑いを誘った。
この日は、日本版声優を務める竹内力、小松未可子、松岡禎丞も来場し、劇中の台詞を生披露。独裁者の猿プロキシマス・シーザー役を担当した竹内の迫力に圧倒されるウェス監督は、「吹替版で観たいです。パーフェクトキャスティング」と絶賛。続けて、「みなさん最高でした。本当にワクワクします。キャラクターにすべてをささげてくださり感謝しています」と礼を述べた。
イベントでは、映画公開を記念して、福岡県指定伝統工芸品で「災いがサル(去る)」という縁起物でもある、今宿人形の本作オリジナル猿面をプレゼントされる一幕も。ウェス監督は「ファンタステッィク! アイラブジャパン。オフィスの壁に飾ります」と大喜びだった。
引用元: ・【映画】『猿の惑星』シリーズ完全新作監督「ノー“ネタバレ”でお願いします」と注意喚起 [ネギうどん★]
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