【米ニューヨーク市】マンハッタンのアパート賃料が上昇、４月としては過去最高を更新・・・先月新規契約された賃貸料の中央値は4250ドル（66万円）

米ニューヨーク市マンハッタンのアパート賃料が先月に上昇し、４月としては過去最高を更新した。今夏も史上最高値を塗り替える可能性が示唆されている。

不動産鑑定会社のミラー・サミュエルと仲介会社のダグラス・エリマン・リアル・エステートによると、先月新規契約された賃貸料の中央値は4250ドル（約66万円）と、前年同月から９ドル上昇した。

賃料はここ４カ月のうち３カ月で上昇している。家主が引き続き賃料を引き上げ、空室が歴史的な低水準近くにとどまる中、入居希望者は家賃アップに同意せざるを得ないことを理解している。

例年通り、夏季に近づくに伴い競争がさらに激化することが予想される。

ミラー・サミュエルのジョナサン・ミラー社長は「問題は昨夏の史上最高値を更新できるかどうかだ」とし、「現状を見る限り、そうした展開になりそうだ」と指摘した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-09/SD7ANTT0AFB400