・4月26日(日本時間、以下同):1/3を投げ与四球4、被安打1、6失点。
・4月29日:1/3を投げ与四球2、被安打2、2失点。
・5月4日:2回を投げ与四球4、被安打1、2失点。
結果を見ただけで惨状がおわかりになるだろう。これまでマイナーで7回2/3を投げ19の四死球を与え、4月15日から5試合連続の失点。与四死球率(1試合換算の平均与四死球)は20を上回る。防御率は14.09になるのだ(成績は5月8日現在)。
「今季の藤浪はオープン戦から乱調でした。5試合に登板し3回2/3を投げ5失点で防御率は12.27。とにかく制球がボロボロで、与えた四死球はイニングを上回る5つにのぼります。シーズンに入っても、中継ぎとして1回持たずにノックアウトされるケースが目立つ。
推定335万ドル(約5億1000万円)プラス出来高払いの年俸を考えると、とてもその高額に見合った活躍をしているとはいえません。いつ戦力外通告を受けてもおかしくない、クビ寸前の状態なんです」(スポーツ紙担当記者)
一時はコントロールが安定するも……
’23年1月にポスティング制度で阪神からアスレチックスに移籍した藤浪は、当初から四球を連発し制球力を不安視されていた。しかし、先発から中継ぎに転向した同年後半以降はコントロールが安定。7月にオリオールズへ移ると防御率は4点台にまで改善した。ところが……。
「FA権を得て、今季から名門メッツへ移籍します。しかし(前述のとおり)オープン戦から絶不調でマイナー降格となってしまった。代理人とメッツの間で具体的にどんな交渉があったのか不明ですが、マイナーに落とさないという契約条項がなかったのでしょう。
本人はメジャーでプレーできず、だいぶモチベーションが下がっているようです。前向きになれない気持ちの問題が、投球にも影響していると思います。現在の成績と制球力のヒドさでは、メッツから戦力外通告を受け藤浪が放出されても獲得に乗り出すメジャー球団はないでしょう」(同前)
メジャーでの行先がなければ、可能性が最も高いのが日本球界復帰だ。最有力候補は古巣・阪神だろう。だが意外な球団名も噂されている。
「阪神は岡田彰布監督が、コントロールの悪い藤浪をあまり評価していないといわれますからね。今季の傾向は投高打低で、多くの球団は投手陣が比較的安定しています。手を差し伸べそうな球団は、なかなかないでしょう。
強いていえば12球団でチーム防御率ワーストの楽天です。シニアディレクターの石井一久さんは同じ投手出身で、メジャー経験がありますから。楽天なら藤浪を再生できるかもしれません」(別のスポーツ紙記者)
メジャーに再昇格するには、マイナーで結果を出すしかない。藤浪の正念場は続く。
引用元: ・【野球】四球連発でマイナーでも防御率10点超の惨状…クビ寸前の藤浪晋太郎「手を差し伸べそうな」意外な球団 [Ailuropoda melanoleuca★]
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