ジム・ロジャーズが考える「中国経済の今後と、米国を襲う景気後退の波」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c7697bc10ec3f4e2fde409ea18751048a8b97e8
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引用元: ・天才投資家のジム・ロジャーズ氏「中国経済の底は過ぎ去った。日本と違いポテンシャルが凄い」 [271912485]
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中国が世界経済におけるリーダーシップを取る時代が来るとの論調で知られる米著名投資家ジム・ロジャーズ。彼はシンガポールの自宅でのインタビューで、「中国景気の底は過ぎ去った」との見方を示した。一方で、「アメリカは2年以内に景気後退に入る」と述べ、米経済への楽観中国リオに警鐘を鳴らす。
歴史からの教訓を活かして危機の兆候をかぎ取り、投資機会を探る──。冒険投資家として、独自のスタイルで果敢な投資を通じて驚異的な運用実績をあげたロジャーズに、中国経済や資本市場についての悲観的な報道が多いなか、多数派の声に流されない中国と香港経済の展望から“もしトラ”リスクにいたるまで独自の見解を聞いた。
中国への投資で注目している分野は?
──中国政府は2024年の経済成長目標を約5%と発表しましたが、達成は可能でしょうか。中国経済の見通しをどのように見ていますか。
中国は障壁を乗り越える強靭な抵抗力を持っています。中国政府が目標を達成しようとすると、通常は成功するんです。低迷した状況からの反動で、2024年のGDP成長率は政府目標の5%前後を達成できるでしょう。
長引く不動産不況や過剰債務問題などで、完全な回復には時間がかかります。しかし、政府の景気てこ入れ策によって、消費の回復や製造業の生産持ち直しが期待できます。
──不動産バブルがはじけた後、中国が日本のデフレの道を後追いしているとの見方がありますが、その可能性はありますか。
中国が日本のデフレの道をたどることはないでしょう。1990年代から2000年代初頭にかけて日本が抱えていた不良債権や雇用、設備の過剰問題に中国も直面していますが、中国には豊富な自然資源があります。
また、欧米だけでなくASEAN諸国や中東、アフリカなど多くの市場にアクセスできるため、比較的迅速な回復が期待できます。国際競争力や資金力のある産業が台頭していることも強みだと考えています。
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──中国企業の競争力や将来性についてはどのように捉えていますか。
中国企業は、電気自動車(EV)や人工知能(AI)、電子商取引(EC)などの新興分野で注目すべき技術革新を遂げています。多くの有力企業は積極的に海外市場に進出し、グローバルなプレーヤーとしての地位を確立しようとしています。中国企業には競争力があり、かつ効率的です。グローバル市場で戦えるポテンシャルがあり、その世界的な重要性を認識することが大切ですね。
歴史からもわかるように、どの国も永遠にトップに留まることはありません。自動車業界で言えば、中国メーカーはトヨタなどの既存の大手企業に対抗できます。国際的な競争激化が進むなかで、市場シェアを獲得していますからね。今後は更にその競争力を高めるでしょう。
──当局による規制強化を受け、市場が制約されるとの懸念から、中国からの資本流出が話題を呼んでいます。流出した資金はいつ中国に戻るのでしょうか。また、中国への投資で注目している産業分野を教えてください。
経済規模で世界2位の中国の将来性を考えれば、投資家のポートフォリオから外れることはありません。時間はかかるかもしれませんが、いずれは多くの外国資金が戻るはずです。
市場が低迷している時こそチャンスです。今は、一時的に打撃を受けている産業分野に成長の機会があると考え、観光やレジャー関連で投資の機会を探っています。内需関連では中国でのワイン消費の増加を見込んで、30年以上前から投資を続けています。
白人に対抗できる力を持て
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