東京から新幹線で40分。観光客でにぎわう熱海で、今人気なのが、熱海駅から徒歩15分ほどの場所にあるプリン専門店です。
栃木からの観光客
「TikTokとかでめっちゃ出てくるよね。熱海プリン!みたいな」
長野からの観光客
「(Q:なんで熱海に?)行きやすいというか、行ってみたかったので」
「(Q:プリンどうでした?)おいしかったです」
一つひとつ手作りで、じっくりと蒸しあげたプリン。レトロな牛乳びんのようなデザインも、SNSで映えると人気です。
別のスイーツ店にも、行列ができていました。静岡県産のオリジナルブレンド茶をふんだんに使ったスイーツが人気の店は、去年12月にオープンしました。若者をターゲットに、SNS映えするメニューを考案しています。
この食堂は3月にオープンしたばかり。旬の食材を富士山のように豪快にのせた海鮮丼が人気です。
熱海おさかな食堂 炙り家 堀秀行店長
「近隣の飲食店も出店がたくさん増えているので、覇権を巡る場所なのかなと感じる」
人気が高まっている熱海エリア。国土交通省が発表した公示地価は、去年と比べて13.2%が上りました。静岡県内で大きく差を付けての1位です。
1960年代から、首都圏に近い温泉地として栄えてきた観光地・熱海。バブル崩壊後は観光客の数が減り、ピーク時に500万人を超えていた宿泊者数は、2011年には半分になりました。
観光客を取り戻すため、熱海市は「町のイメージの刷新」を図りました。
熱海市 観光建設部 立見修司次長
「温泉=シニアの方というイメージを我々も持っていた。そこを払拭するために、景観・食・花を前面に押し出して、若い人たちが楽しめる街だというプロモーション活動を積極的に取り組んだことによって、客層が一気に若い人に切り替わった」
戦略が功を奏し、10年ほど前から観光客が戻り始めました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、観光客は急減。2020年度には、過去最低の149万人にまで落ち込みました。
コロナ禍が明けると、SNSを中心に若者の観光客が押し寄せ、以前のおよそ9割となる290万人にまで回復しました。
コロナ禍によって、需要が高まったところもあります。
エンゼルグループ広報担当 冨士岡翔太課長
「(Q.ホテルみたいですよね)当社で販売・管理しているリゾートマンションでございます」
熱海駅からは車で15分ほどの場所にある築37年のマンション。エントランスには、シャンデリアや螺旋(らせん)階段。ホテルのようなフロントもあります。
冨士岡課長
「コロナ禍を経て、移住や2拠点居住を検討されてる方を中心に、熱海のリゾートマンションにスポットをあてて検討される方が非常に多くなっております。
コロナ前に比べて、物件の問い合わせは約1.5倍に増えております」
販売中の部屋を見せてもらいました。1LDK、49.5平米で家具家電付き。すべての部屋から、熱海の海が一望できます。気になる販売価格は…。
冨士岡課長
「980万円となります」
「(Q.1000万円切ってるんですか?)月額の修繕積立金と管理費も2万8044円ですので、3万円切ってます」
バブル期に建てられた築年数の古いリゾートマンションが今も多く残っているため、安く購入できる物件もあるといいます。
https://news.goo.ne.jp/article/tvasahinews/business/tvasahinews-900002442.html
引用元: ・【熱海、人気復活 地価13%↑】「一気に若い人に切り替わった」 バブル期に建てられたリゾートマンションも人気
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