勝敗の行方にかかわらず、彼女は日本の保守勢力にとって、新たな「希望の灯」になるだろう。
日本保守党は、ベストセラー作家の百田尚樹氏と、ジャーナリストの有本香氏が中心になってつくった政治集団だ。
そこに、名古屋市長で地域政党、減税日本を率いる河村たかし氏が合流した。
既成政党と違って、彼らにはカネも組織も地盤もない。マスコミには泡まつ候補扱いされ、
情勢調査でもトップを走る立憲民主党の新人で元区議の酒井菜摘氏をはじめ、他候補に大きく引き離されていた。
ところが、選挙戦が進むにつれて、ネット上では彼女の名前が連日、トレンド入りし、
街頭演説は事前の告知なしでも、多くの人が足を止め、演説に聞き入るようになった。猛烈な勢いで追い上げているようだ。
その理由は、なにか。
夕刊フジは彼女の演説を「魂の辻立ち」と評したが、まさに建前を排して、
本音で斬り込む弁舌が聴衆の心をつかんでいるのは間違いない。
ときに激しい言葉も使う。だが、それは扇動ではなく、問題を根本から考え抜いた末の「論理と常識」に基づいている。
だから説得力がある。
言葉だけではない。
彼女はイスラム思想研究者として、イスラエルをテロ攻撃したイスラム過激派、
ハマスや、黒幕のイランを擁護している同業者すべてを敵に回して戦ってきた。
口を開けば、ロシアや中国に「国際ルールを守れ」と叫ぶことしか知らない国際政治学者たちも鋭く批判してきた。
ロシアや中国、イラン、北朝鮮が他国を侵略したり、軍事力による威嚇を繰り返すなか、
彼女は「国を守るには、まず自分自身が強く、豊かにならなければならない」と訴えている。その通りだ。
自分が強くなければ、いくら「ルールを守れ」などと叫んでも、無法者が跋扈(ばっこ)するのを止められない。
これこそが、「戦争の時代」に突入した世界が求めている「新しい保守主義」の原点である。
日本のイスラム専門家の大半は「弱者の味方」のふりをした左翼であり、多くの国際政治学者は空念仏の理想を唱えているだけだ。
こんな左翼とリベラリズムでは、とても日本の国と国民を守れない。
2年前に晋三元首相が暗殺され、遺志を継ぐはずだった多くの自民党議員は、LGBT(性的少数者)問題で保守勢力を裏切った。
「政治とカネ」の問題で、リベラリストの代表格である岸田文雄首相に事実上、駆逐されてしまった。
いま、日本の保守勢力は壊滅状態に陥っている。
そんななかで突然、政治の世界に舞い降りた飯山氏は、新しい保守主義を体現する女神のように見える。
「日本にあかりの灯を」という声がネットにあふれているのは、氏暗殺以来、暗い気持ちになっていた人々が、
彼女に希望を託している証拠だ。
この選挙戦は、もはや「東京15区」にとどまらない。保守勢力の再生を賭けた戦いになった。
初戦の東京15区を勝ち抜けば、勢いは一挙に全国に広がるに違いない。
■長谷川幸洋
2024.4/26 14:48
https://www.zakzak.co.jp/article/20240426-JAIZTHPCUZKPFBDTX5JIGNW4Q4/
引用元: ・ロシアや中共に「国際ルールを守れ」と叫ぶことしか知らない国際政治学者たちも鋭く批判 聴衆の心つかむ飯山陽氏の弁舌 [4/27] [仮面ウニダー★]
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