聞き手・桜井泉 2024年4月26日 5時00分
マイクを手に新年の喜びを歌うチカン・ワッカスさん(中央)=さいたま市、桜井泉撮影
クルド民族が新年を祝う春祭り「ネウロズ」が、さいたま市で今年も盛大に行われました。故郷を離れた人々が、伝統の祭りに寄せる思いとは。日本クルド文化協会代表理事のチカン・ワッカスさんに聞きました。
クルド民族の新年のお祭り「ネウロズ」は、トルコ出身の私が、クルド人であることを一番感じるときです。今年は3月20日、さいたま市の公園に千人近くが集まりました。香港や大阪から来た仲間もいました。
私たちは独自の言葉と文化を持ちますが、自分の国がなく、トルコ、イラク、シリア、イランなどに分かれて住んでいます。少数派として抑圧され、多くの人が安全な地を求めて故郷を離れました。
埼玉県南部の川口市や蕨市などには、約3千人のクルド人が暮らしていると言われます。多くがトルコ出身で、迫害されたとして日本政府に難民申請しても、認められることはほとんどありません。在留資格がないので「仮放免」という形で生活する人も多く、仕事にもつけず、いつ送還されるか、不安におびえながら暮らしています。
今年は危ぶまれた開催
実は今年のネウロズは、開催…
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引用元: ・クルド民族が新年祝う祭り「ネウロズ」 埼玉に暮らして思うこと [少考さん★]
1000人増えたんか
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