ナイロビ(CNN) ケニアで大規模な洪水が発生し、少なくとも32人が死亡、2人が行方不明になった。被害は国土のほぼ半分に及び、およそ10万3500人が被災している。ケニアでは3月中旬から大雨が続いていたが、ここ1週間の豪雨で被害が拡大した。ケニア赤十字は3月以来、188回を超す救助活動を行ったことを明らかにした。
首都ナイロビでも大雨が続き、24日には一部の道路が通行止めになった。浸水被害が続いている地区もある。
「ナイロビの状況は極限までエスカレートしている。自治体が全力を尽くしても対応し切れない」。地元議員はX(旧ツイッター)にそう書き込み、「人命救助のため、国の緊急サービスを総動員する必要がある」と訴えた。住宅の屋根の上に取り残された住民の映像も投稿している。
ケニア赤十字もナイロビのマザレ地区で洪水のために孤立した住民を救助するなど、国内各地で救命活動を続けている。
ナイロビにつながる2つの幹線道路は24日、一部が冠水して渋滞が発生。ケニア都市道路交通局は、大きな被害が出ている4本の道路で一部区間を閉鎖し、残る2本についても洪水の恐れがあるとしている。
ケニア鉄道は全土で列車の運行を停止した。
ケニア気象庁は、24日から25日にかけても国内各地で大雨が続くことが予想されるとして警戒を呼びかけている。
引用元: ・ケニアで大洪水 国土の半分が被害 [448218991]
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