https://mag.minkabu.jp/politics-economy/25018/小倉健一
2024.04.22
小林製薬の紅麹を巡り、機能性表示食品の批判が高まっているが、猛烈に批判している新聞はこれまで平然と、毎日のように健康食品の広告を掲載してきた。当然、そのことに対する自己検証などしていない。元プレジデント編集長で作家の小倉健一氏が問題点を語るーー。
目次
1.あれだけ健康食品の広告を掲載していた新聞の手のひら返し
2.マスコミによる機能性表示食品やサプリメントのあら探し
3.医師「サプリで、病状が改善されるケースがある」
4.トクホは、許可が下りるまでに4年、そして、費用も数億円
5.何としてでも「アベノセイダー」にしたい人
6.のせいなのか、小林製薬のせいなのか
7.産経新聞の偏向報道に失望
8.さも機能性表示食品制度特有の瑕疵であるかのように論じている
あれだけ健康食品の広告を掲載していた新聞の手のひら返し
よくもまあ、あれだけ健康食品の広告を掲載しながら、突然、合理的な根拠もなく健康食品を悪者にできるよなーー。
最近の新聞報道への、筆者の率直な感想である。
小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」の成分を含むサプリメントを摂取した人が、腎臓の病気などを発症し、大きな問題になっている。4月14日の時点で、延べ213人が入院したことが小林製薬の報告で明らかになっている。これまでに5人が死亡した。
また、この問題に関連して、消費者庁は、約6800の機能性表示食品のおよそ1700の事業者に対して、医療従事者から寄せられた健康被害情報がないかや、情報の収集や国への報告の体制を尋ねる総点検を行なった。
マスコミによる機能性表示食品やサプリメントのあら探し
<回答は(4月)12日が締め切りで、消費者庁は12日午前0時の時点で回答のあった5551製品についての集計結果を発表しました。/それによりますと、集計時点で回答がない、小林製薬の製品を含まない18の製品について、117件の健康被害の情報が医療従事者から事業者に寄せられていたということです。/死亡した事例はなく、下痢や湿しんなどの軽症が多かったと言うことですが、入院を必要とする重篤な症状の例も複数あったということです>(NHKニュースオンライン、4月12日)
この問題に関して、マスコミ各社は、機能性表示食品やサプリメントのあら探しをし回っている。筆者にはテレビを見る習慣がないのだが、テレビの情報番組は、新聞報道や雑誌報道をベースに行うケースが散見されるので、同様の空気づくりが行われているのだろうと推測している。
あらゆる場面で、サプリメントをディスり、機能性表示食品についての印象操作が行われているので、何から述べたらいいか、何を論じたらいいのか迷ってしまうが、まずは、サプリメントと機能性表示食品にもいいところがあることについて簡単に述べたい。
医師「サプリで、病状が改善されるケースがある」
まず、医師によると、サプリメントで、病状が改善されるケースがあるという。
最近、筆者は、化学物質過敏症についての記事を書いたが、ビタミンDが不足していることで化学物質過敏症を引き起こしているケースがあるということだ。
<(化学物質過敏症の)治療には、全身の病気の検査が必要であり、特に頻度が高いのは神経障害性疼痛とビタミンD欠乏症と精神科疾患です>(舩越典子医師、月刊誌WiLL。2024年5月号)(略)
※全文はソースで。
引用元: ・毎日毎日「機能性表示食品」広告を出しておいて…新聞報道…紅麹はアベ元首相が悪いのか小林製薬が悪いのか (小倉健一氏) [少考さん★]
小林製薬しか問題になってないなら小林製薬だけが悪いのでは?
コメント