この事件では2023年4月時点で、5名の男女が同罪で起訴されている。このうち、3月に大阪地裁で行われた女性スタッフの裁判を追った。(裁判ライター:普通)
●「禁止行為をさせて示談金を請求する店」
20代の被告人は目鼻立ちがはっきりした女性で、勾留が解けた2回目の公判からは、露出度の高い服装で出廷した。見た目からは派手な印象も受けるのだが、法廷での被告人からは不安そうな様子が時折感じられた。これまで前科前歴はない。
被告人はオーナーであるZから誘われて入店した。これまでもZの紹介で、複数のメンズエステ店で勤務をしていた。Zからは「あえて密着して、客に興奮をさせて触らせろ」と指示を受けており、「店として客に提示している禁止行為をさせて示談金を請求する店」とも説明を受けていた。
この店では、店長、従業員、Zなどが監視カメラで施術室内の様子を常に見ていた。禁止行為が発生し、被告人がタオルを倒して合図を出すと、客がシャワーを浴びている間などに男性陣が部屋に侵入し、恐喝行為に至る。直接的な恐喝現場に被告人は立ち会っていないが、客から違法に巻き上げた金銭のうち30%を報酬としていた。
被告人は、禁止行為をしてきた客の内、「合計で10人くらいから、あわせて約50万円の示談金を得ていたと思う」と供述した。今回、起訴された事件の被害者は2名だが、それ以外にも被害者がいたことを自ら認めたことになる。
●被害者が語る当時の犯行状況
被害者たちが法廷で明かした被害の状況は、同情を禁じ得ないものだった。
被害者である客Aは、男性従業員から「どうしてくれてんねん、女の子泣いとるやろが」「警察行こうか」などと凄まれ、「婚約者にバレるのが恐い」との思いから恐喝に応じてしまったという。
「本当は200万だけど、150万でもえぇで」という男性従業員にAは「10万円なら」と答えたが、「話にならん、30万円なら女の子に話つけたるわ」と返されててしまう。友人に相談してなんとかお金を工面していた。
引用元: ・「客に禁止行為をさせろ」メンズエステ店の秘密のルール 逮捕された女性スタッフの後悔 [PARADISE★]
婚約者いるのにメンエスかよ
怖いねー
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