【中略】
世間には「発達障害」「自閉症」といった言葉がよく知られるようになってきたのではないでしょうか。
一方、最近では、「発達障害」という言葉だけが一人歩きし、あまり意味を深く理解しないまま、安易に「発達障害ではないか」と他人を断定する人も多くなっているのではないかと思うのです。
「ちょっと変わっている」「考え方や行動が極端」「空気が読めない」など、「普通」から少しでも離れているように感じたらすぐに発達障害を疑う。
自分と合わない人に対して、相手のことをよく知りもしないのに衝動的に「発達障害」とやゆする。
そういった言動が、現実世界でもネット上の世界でも、散見されます。
●本当に知識がある人ほど、安易に使わない言葉
発達障害とは、発達障害者支援法において、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎(はん)性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。
確かに、上記の定義の中に含まれる障害がある人の中には、考え方や行動が極端な人や、一風変わった独特の空気感を持つ人もいると思います。著しく注意力が欠けていたり、多動傾向があったりする人もいるでしょう。
しかし、それらは全て、発達障害がある人が抱えているかもしれない特性の一つに過ぎません。
発達障害がある全ての人に当てはまるものでもなければ、発達障害がない人にだって、表れる特性だと思います。
つまり、発達障害は、定義づけしようとすると非常に幅が広い障害ですし、「グレーゾーン」という言葉もあるくらい、あいまいな部分が多い障害です。素人が安易に「あなたは発達障害だ!」などと、断定できるはずがないのです。
続きはlivedoorニュース 大人ンサー
2024年4月6日 8時10分
https://news.livedoor.com/article/detail/26180285/
引用元: ・「自閉っぽい」「発達障害だよね」発達障害を乱用する風潮にモヤモヤ 自閉症児のイラストレーター母が覚える違和感と憤り [おっさん友の会★]
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