ロシア中銀、政策金利を16%で据え置き　2会合連続

ロシア中央銀行は22日開いた金融政策決定会合で、政策金利を16%で据え置くことを決めた。据え置きは2月に続き2会合連続となった。中銀は声明で、国内の労働力不足が生産拡大の主要な制約要因になっていると指摘した。ロシアはウクライナ侵攻の長期化に伴う軍需産業の増産などに伴って人手不足が深刻になっており、失業率は過去最低水準に低下している。

内需拡大基調が続いており足元のインフレ率は7%を上回る。中銀は金融引き締めを維持することでインフレ率は24年末には4.0～4.5%に低下し、25年以降は目標とする4.0%に落ち着くとみている。

日本経済新聞　2024年3月22日 21:32
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR22C560S4A320C2000000/