志願者は21年度に1972年度以来の10万人割れとなって以降も減少が続き、2024年度はついに9万人を切った。
とはいえ、早稲田大の人気が下がったわけではなく、受けたくても受けられない受験生が増えているのだ。
駿台予備学校入試情報室部長の石原賢一氏は言う。
「大学入学共通テストと独自の記述試験問題を組み合わせた国立大型の入試方式を、21年度から順次導入していることから、私立大専願者は受けづらくなった。
半面、難関国立大入試との親和性は強い方式であり、東大や京大などの難関国立大を志望する、優秀な受験生を取り込もうとする意志が感じられます」
大学全体の志願者が減少していても、早稲田大合格者数ランキングの上位校は難関大志望者が多いこともあり、合格者が増えている学校が多い。志願者の減少が始まる前の20年度と比較すると、上の早稲田大「合格者数トップ10」の大半で合格者が増えている。
合格者数トップ10を詳細に見ていくと、早慶ともに、東大合格者数ランキングで43年連続1位の開成がトップ。
早稲田大ランキングでは、23年度に15年続いてきた1位の座を渋谷教育学園幕張に譲ったが、24年度は1位に返り咲いた。
2位は前年の合格者を下回った渋谷教育学園幕張で、以下、3位日比谷▽4位聖光学院▽5位湘南――。
学部別の合格者数ランキングも見ておこう。
法以外の主な学部別の合格者数を見ると、早稲田大の政治経済は1位開成、2位聖光学院、3位渋谷教育学園幕張。
理系学部では、慶應義塾大の理工は1位開成、2位聖光学院、3位渋谷教育学園幕張。
早稲田大の基幹・先進・創造の3理工の合計は、1位開成(115人)、2位渋谷教育学園幕張(84人)、3位聖光学院(70人)。
「サンデー毎日3月31日増大号」には、大学・学部ごとに合格者が少人数の学校も掲載している。気になる学校の状況を確認してほしい。
引用元: ・【2024年大学入試 合格者高校別ランキング】私立大最難関の早稲田は開成がトップ奪還、2位は前年の合格者を下回った渋谷教育学園幕張
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