その一方で、EV購入のパターンに興味深い変化が起こっている。ローンや現金による購入に代わって、新車EVをリースする人が増えているのだ。
信用リスク分析・管理データ企業エクスペリアンがまとめた米新車EV市場のデータによると、2023年通年の販売でおよそ119万台のうち、リースの割合は30.7%の約35万台であった。前年の9.8%から3倍以上も増えている。
これは、注目すべき現象である。なぜなら、通常のリース契約期間である3年を過ぎた2026年に、35万台規模という多くのリース車両が中古市場に出回ることを意味しているからだ。さらに、EV躍進の年であった2022年から2023年にかけてローンや現金で購入された新車EVの多くも、2026年頃から中古市場に出回り始めると考えられる。
そうした背景もあり、EVバッテリー検査を手掛ける米リカレントは、米中古EVの市場規模が2023年の約40万台から2024年にはおよそ56万台に拡大すると見積もっており、その市場規模はさらに拡大していくと推測される(図3)。同社のスコット・ケースCEOは、「(新しいパワートレインのEVにとって)健全な中古市場の形成は、ある意味で新車市場よりも重要だ」と語る。
オンライン中古車サイトの米iSeeCars.comの分析によると、中古エンジン車の価格下落率が2022年10月から2023年10月の間に5.1%にとどまったのに対し、同期間の中古EV価格下落率は33.7%と、価値下落が著しい。さらに、在庫日数も長期化して、ディーラーにとっての「リスク在庫」となっている。
リカレントによれば、現時点で中古EVの平均価格は2万7,000ドル(約405万円)であるという。この価格下落をけん引するのが、米EV市場において圧倒的なシェアを持つテスラだ。
Model YとModel 3を例にとると、その下落の度合いが一目瞭然で、中古価格は2022年半ばから急落している。テスラは、激化する競争に生き残るために、相次いで新車価格の値下げを断行しており、それが波及して中古価格を押し下げているのだ。(抜粋)
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/bd485f5be1d75a6d6184bad1fb4c9dab15227ee1&preview=auto
引用元: ・【経済】中古EV、大暴落…ガソリン車よりも「まったく売れない」
中古電池も怪しい
ゴミリスクしかない環境破壊
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