実際に食べに行ってみたが、味のコスパとしては微妙に疑念が残る結果であった。だが、味だけではなくテーマパーク的な雰囲気を含めての値段と考えると、それ相応なのかもしれない。
また妻殿も楽しそうにしていたので、それも含めたら、悪いコスパではないだろう。
海鮮グルメ系の店は、言うまでもなく円安で暴れている外国人を相手にした観光地メニューだ。
約7000円前後の海鮮丼などは当たり前で、1万8000円のうに丼を売りにしている店もあるという。
当初は積極的にテレビや雑誌などの取材を受けていたが、最近では「ボッタクリ」などとSNSで炎上することが多く、
取材お断りの店も多いらしい。
私的には「ボッタクリ」か否かは個人が判断すればいいと思う。
高いものが話題になると、悪く言うのは病んだ風潮で、その値段が自分の財布に見合わないならば買わなければいいだけ。
完璧な原価を求めるのなら、信頼のできる魚屋さんで2000円分の刺し身盛り合わせを作ってもらい、
土鍋で炊いた米で丁寧に酢飯を作り、自分で海鮮丼を作ればいいだけ。
それだけの原価でかなりおいしい海鮮丼が完成するはずだ。
しかし、自宅で1人そんなことを行っていても楽しいかは個人それぞれ。値段とは、商品の原価だけではない。
いつから、そんな嫉妬にまみれた世の中になったのだろう。
そもそも、この円安時代、そんな外国人だらけの「THE観光地」で、本当においしいものを割安で食べられるはずがない。
為替が生み出すこの手の商いは古今東西どこでも同じだ。
円高時代、映画撮影で東南アジア某国に長期滞在した。現地のコーディネーターから、外国人相手のレストランは
「味は中の上で、値段は最上のボッタクリだ」と教えられた。
現地の人たちは、その手の店を「苦々しく」思っていて、ローカルが通う本当においしい店は別にあるのだと。
ただ、それらの店が外国人観光客にとって、言語や安全性も含めて使い勝手がいいかどうかは話が別だ。
当時は円が強かったので、結局、私たちは外国人相手のレストランに行くことが多かった。
外国人にとっての利便性を含めての値段で、それをボッタクリにあったとは感じもしなかった。
それと同じことが、円安の日本で起きているだけだろう。
ただ、ここ何十年と、日本は他国から「安い国扱い」されることに慣れていないので、混乱しているのかもしれない。
しかし、あの値段の海鮮丼が、家族総出の外国人たちに売れまくっている光景を見れば、いや応なしに目が覚めるだろう。
「数字」とは正直で、それが現実である。
外国人相手の店をボッタクリと評して現実逃避するよりも、腹を立てるべき相手は別にあるのは分かり切ったこと。
役者風情の私のできることは、衆院選でシッカリと投票することくらい。
だがその強敵というのが、政権が変わったくらいではビクともしないことも分かっている。
■大鶴義丹
2024.3/19 11:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20240319-TZG2NK4FFVIS5DO5QBNJURSDEE/
引用元: ・【インバウン丼】 悪者なのか 慣れない他国からの「安い国扱い」に混乱? ボッタクリ叫ぶ嫉妬まみれの世の中に [3/20] [仮面ウニダー★]
こんなことすら妬み嫉むようになるんだな
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