【クマ】ヒグマ・ツキノワグマ、「指定管理鳥獣」追加で計画的捕獲へ…死傷者２１８人で過去最多の被害

　環境省の専門家検討会は８日午前、計画的に捕獲して頭数を管理する「指定管理鳥獣」の対象にヒグマとツキノワグマを追加する方針案を了承した。同省は２０２３年度中にも対象に追加する。　鳥獣保護法に基づく指定管理鳥獣は現在、ニホンジカとイノシシが対象。捕獲計画を定めた都道府県は、わなによる捕獲や夜間銃猟などが可能となり、費用の一部は国が負担する。方針案によると、クマを対象に追加するエリアは北海道と本州とし、絶滅の恐れがある四国や生息していない九州・沖縄は外す。

２３年度のクマに襲われたことによる死傷者は、今年１月末までに全国で２１８人（うち死者６人）に上り、記録が残る０６年度以降、過去最多だった２０年度の１５８人を大きく上回っている。特に餌を探し求めて市街地に出没する「アーバンベア」が増え、

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