有罪判決を受けたのは大泉町在住のアルバイト、グエン・バン・ヒエップ被告(25)。判決によると、グエン被告は2023年5月、偽造車検シールを同国籍の男性=同法違反罪などで有罪判決=に郵送し、偽の車検シールを貼って車を運転するのを手助けした。また、18年10月に在留期限が切れているのに不法滞在を続けたほか、同町内で乗用車を無免許運転していた。
判決で柴田裕美裁判官は「無免許運転を何度も繰り返したことがうかがわれ、交通法規を順守する意識が希薄。責任を軽く見ることはできない」などとした。
公判で検察側は、グエン被告が自宅に計817枚の偽造車検シールを保管していたことを明らかにし、SNS(ネット交流サービス)のベトナム人のコミュニティーを通じて販売していたことを指摘した。
また、グエン被告が22年にSNSで知り合った人物から自動車を15万円で購入し、約半年間にわたって無免許運転を繰り返していたとした。
グエン被告は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」などと反省の言葉を述べていた。
◇「無免許運転」ベトナム突出 23年
県警交通指導課によると、2023年の県内の外国人の道路交通法違反の検挙数は1766件(県内総数の約4%)。国籍別ではブラジルが448件、ペルーが191件、ベトナムが186件の順に多い。ただ、違反の中でも無免許運転に限ればベトナムが突出しており、19年からの5年間はいずれも一番多かった。
23年の外国人による無免許運転の検挙数は137件。国籍別ではベトナムは49件、ブラジルが15件、インドネシアとスリランカが各12件だった。
22年も道交法違反全体(検挙数1553件)ではベトナムは4番目だが、無免許運転(検挙数105件)の国籍別ではベトナムが一番多く37件。続いてフィリピンが10件、ブラジルが9件、ペルーが5件だった。
大泉町では23年11月、ベトナム国籍の30代の女性が無免許で軽自動車を運転。駐車中の乗用車に追突し、当時3~34歳の家族3人に重軽傷を負わせたのに、そのまま逃げてしまったという事故も起きている。乗っていた軽自動車の所有者の名義は女性ではなく、別人の名義だった。
東毛地区でベトナム人技能実習生らの受け入れなどを行っている50代男性は「ベトナムでの運転免許が日本では無効であることを知りながら、車を入手し運転している場合も多い」と話す。男性は再確認する意味で仕事で関わるベトナム人には運転できないことを伝えているという。
また以前、業務で使うワゴン車のナンバープレートの封印に外そうとした痕があるのを見つけたこともあったという。男性は「封印を外し偽造ナンバープレートにつけて本物に偽装しようとしたとしか考えられない」と話した。【庄司哲也】
引用元: ・【群馬】偽造車検シール「1枚3000円で十数枚販売」 グエン被告に有罪判決 [シャチ★]
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